朝起きて着替えてリビングに入るとフミさんが倒れていた・・・
昨日から咳が出て身体がだるいと言っていたが、まさか倒れるほど調子悪かったのか。
慌てて声をかけると肩が震えている。
どうした、どうしたんだ、そんなに調子が悪いのかと思い、顔を覗き込むと笑っていたのだ。
ああ、やられた、今日は4月1日。
健康が取り柄のフミさんが倒れるなんてありえないと思ったが、
我々だってそろそろ良いお歳で、いつまでも健康だとは限らないと一瞬思った。
しかしそんなワタシの心配を知っていたかのように、フミさんの身体を張ったジョークにやられた。
朝からすごく動揺してしまった。フミさん恐るべし。
えー、本題です。
先日、マルコバ会長から重大発表があった。
俺は「南極」へ行くから。
マルコバ会長が仕事を受けているクレーン整備工場は、特殊車両だけを扱っている工場で
除雪車、ロータリー除雪車 、スキー場の圧雪車、道路工事車両、クレーン車、ユンボetc
とにかく、普段お目にかからないような車両ばかりを修理しているそうだ。
その整備工場の社長さんから「マルコバさん、南極に行く気はありますか?」と声をかけられた。
実はこの会社からも南極観測隊の設営隊を一人送り出しているそうで、
会長は常々羨ましいなと思っていたそうだ。
会長は当然「ハイ、行きます!」と即答。
南極は極地なので、観光旅行で普通の人がホイホイ行ける場所ではない。
学術的な研究や技術者が国からの依頼を受けて赴くところなのだ。
実は次の第57次南極隊で、35tのクレーンを南極に持ち込む予定だが、
大きなクレーンなので、砕氷船「しらせ」に装備されているクレーンでは一気に吊り降ろせず、
クレーンを分解して荷降ろしして組み立てする必要がある。
当然その大きなクレーンを組み立ててテストして運転する技術者が必要になる
会長はクレーンの運転経験も長く、整備も出来て、パキスタンでクレーン組み立ての実務経験もある。
そして冬山経験やアイスクライミング、山スキー技術にも長け、
体力は王滝MTBレースで年代別7連覇を飾るほど有り余る体力なので、能力的にはまさに適任である。
南極。そこは地の果て。
冬の気温はマイナス90度を超えし、一年の半分は闇と氷に閉ざされる。
スコット隊が南極点を前に遭難し、アムンセンが苦労の果てにたどり着けいた南極点。
冒険家の夢が眠る南の極地である。
マルコバ会長はいつか南極にも行ってみたいと考えたことはあったが、普通は夢の夢。
しかし会長の能力が極地を引きよせたのだろう。目の前に南極行きの道が開けたのである。
しかもお仕事である。
会長はすでに2月に精密な健康診断や脳のCTを受けた。
そして3月の初めに一週間ほど乗鞍高原で冬期訓練を行った。
訓練は雪上を、コンパス、GPSだけを頼りに歩いて目的地に向い、テントを張り宿泊する。
大きな雪のブロックを積み上げて風除けを作ったり、ケガ人をツエルトで包んで搬送する訓練や、
クレパスに落ちた時の救助、ザイルを使った自己脱出訓練などを受けたが、
冬山経験が豊富な会長にとって楽しい雪上ハイキングだったと言う。
あんたなら大丈夫と能力的には太鼓判を押されたが、
まだ本決定ではなく、検診や不祥事で引っかかったらアウトの可能性もある。
最終決定は6月で、本決定の知らせが届けば会長の南極行きが決定する。
夏は訓練を受けて、9月から極地研究所社員として住み込みで12月まで準備を行い、出発する予定だという。
南極観測船「しらせ」で南極に行くのかと思ったら、11月に晴海ふ頭から「しらせ」の出航を見送り、
12月初めに成田からオーストラリアにフライトし、オーストラリアから「しらせ」に乗って南極入りするという。
任務を完了して帰国するのは3月半ばに帰国するという予定。
マルコバからはツールド沖縄200kmの優勝者、乗鞍ヒルクライムの優勝者、パリ~ブレスト~パリ日本人トップ、
ホンダDHチームのメカニック、王滝MTBレース7連覇、旧車会の黒幕など数々のスペシャリストが居るが、
今回の南極行きは趣味ではない、男の仕事場として極地に赴くのだ。
マルコバ会長、かっけー。
すっげー!尊敬するぜ。リスペクトしちゃうぜ。
これでこそマルコバ会長、我々の仲間の頂点に立つ男である。
マルコバの代表として会長を応援し送り出してやりたい。
会長は南極からブログやツイッターなどでマルコバ南極日記をアップしてくれるという。
会長の南極行きに自分のことのようにドキドキしている。
今からすごく楽しみにしている!
こんなことを4月1日にブログにアップしても信じてくれないかもしれない。
本決定は6月。もし、何かのトラブルで行けなくなったらそれはエイプリールフールのジョークということで。
しかし、しかし、早く決まってほしい。
決定の日が待ち遠しい。
南極は男の夢。
それを会長が実現してくれることが自分のことのように嬉しい。
昨日から咳が出て身体がだるいと言っていたが、まさか倒れるほど調子悪かったのか。
慌てて声をかけると肩が震えている。
どうした、どうしたんだ、そんなに調子が悪いのかと思い、顔を覗き込むと笑っていたのだ。
ああ、やられた、今日は4月1日。
健康が取り柄のフミさんが倒れるなんてありえないと思ったが、
我々だってそろそろ良いお歳で、いつまでも健康だとは限らないと一瞬思った。
しかしそんなワタシの心配を知っていたかのように、フミさんの身体を張ったジョークにやられた。
朝からすごく動揺してしまった。フミさん恐るべし。
えー、本題です。
先日、マルコバ会長から重大発表があった。
俺は「南極」へ行くから。
マルコバ会長が仕事を受けているクレーン整備工場は、特殊車両だけを扱っている工場で
除雪車、ロータリー除雪車 、スキー場の圧雪車、道路工事車両、クレーン車、ユンボetc
とにかく、普段お目にかからないような車両ばかりを修理しているそうだ。
その整備工場の社長さんから「マルコバさん、南極に行く気はありますか?」と声をかけられた。
実はこの会社からも南極観測隊の設営隊を一人送り出しているそうで、
会長は常々羨ましいなと思っていたそうだ。
会長は当然「ハイ、行きます!」と即答。
南極は極地なので、観光旅行で普通の人がホイホイ行ける場所ではない。
学術的な研究や技術者が国からの依頼を受けて赴くところなのだ。
実は次の第57次南極隊で、35tのクレーンを南極に持ち込む予定だが、
大きなクレーンなので、砕氷船「しらせ」に装備されているクレーンでは一気に吊り降ろせず、
クレーンを分解して荷降ろしして組み立てする必要がある。
当然その大きなクレーンを組み立ててテストして運転する技術者が必要になる
会長はクレーンの運転経験も長く、整備も出来て、パキスタンでクレーン組み立ての実務経験もある。
そして冬山経験やアイスクライミング、山スキー技術にも長け、
体力は王滝MTBレースで年代別7連覇を飾るほど有り余る体力なので、能力的にはまさに適任である。
南極。そこは地の果て。
冬の気温はマイナス90度を超えし、一年の半分は闇と氷に閉ざされる。
スコット隊が南極点を前に遭難し、アムンセンが苦労の果てにたどり着けいた南極点。
冒険家の夢が眠る南の極地である。
マルコバ会長はいつか南極にも行ってみたいと考えたことはあったが、普通は夢の夢。
しかし会長の能力が極地を引きよせたのだろう。目の前に南極行きの道が開けたのである。
しかもお仕事である。
会長はすでに2月に精密な健康診断や脳のCTを受けた。
そして3月の初めに一週間ほど乗鞍高原で冬期訓練を行った。
訓練は雪上を、コンパス、GPSだけを頼りに歩いて目的地に向い、テントを張り宿泊する。
大きな雪のブロックを積み上げて風除けを作ったり、ケガ人をツエルトで包んで搬送する訓練や、
クレパスに落ちた時の救助、ザイルを使った自己脱出訓練などを受けたが、
冬山経験が豊富な会長にとって楽しい雪上ハイキングだったと言う。
あんたなら大丈夫と能力的には太鼓判を押されたが、
まだ本決定ではなく、検診や不祥事で引っかかったらアウトの可能性もある。
最終決定は6月で、本決定の知らせが届けば会長の南極行きが決定する。
夏は訓練を受けて、9月から極地研究所社員として住み込みで12月まで準備を行い、出発する予定だという。
南極観測船「しらせ」で南極に行くのかと思ったら、11月に晴海ふ頭から「しらせ」の出航を見送り、
12月初めに成田からオーストラリアにフライトし、オーストラリアから「しらせ」に乗って南極入りするという。
任務を完了して帰国するのは3月半ばに帰国するという予定。
マルコバからはツールド沖縄200kmの優勝者、乗鞍ヒルクライムの優勝者、パリ~ブレスト~パリ日本人トップ、
ホンダDHチームのメカニック、王滝MTBレース7連覇、旧車会の黒幕など数々のスペシャリストが居るが、
今回の南極行きは趣味ではない、男の仕事場として極地に赴くのだ。
マルコバ会長、かっけー。
すっげー!尊敬するぜ。リスペクトしちゃうぜ。
これでこそマルコバ会長、我々の仲間の頂点に立つ男である。
マルコバの代表として会長を応援し送り出してやりたい。
会長は南極からブログやツイッターなどでマルコバ南極日記をアップしてくれるという。
会長の南極行きに自分のことのようにドキドキしている。
今からすごく楽しみにしている!
こんなことを4月1日にブログにアップしても信じてくれないかもしれない。
本決定は6月。もし、何かのトラブルで行けなくなったらそれはエイプリールフールのジョークということで。
しかし、しかし、早く決まってほしい。
決定の日が待ち遠しい。
南極は男の夢。
それを会長が実現してくれることが自分のことのように嬉しい。